男性機能アップ(ED・勃起不全・男性不妊)

男性機能アップの鍼灸治療

ED(勃起不全・勃起障害)とは

ED(Erectile Dysfunction)とは、性行時に十分な勃起が得られない、もしくは、維持できないために、満足な性交が行えない状態が持続することとされています。

全く勃起しない状態だけではなく、一度は興奮して勃起したが長続きしない場合(俗に言う中折れ)や、持続的に勃起はするが硬さがない場合などもEDに含まれます。

 

EDを軽度・中等度・重度と分類した中で、中等度(たまに勃起、性交中は勃起を維持できる)と重度(勃起できず性交不可能)の人の割合が、40代では4~5人に1人、50代では2~3人に1人とも言われています。

 

勃起のメカニズム

陰茎の断面図

勃起には一酸化窒素(NO)がに大きく関わっており、神経から放出される一酸化窒素は勃起の発生時に、そして陰茎海綿体の内皮細胞(血管の内側の細胞)から放出される一酸化窒素は勃起の維持に関与しているとされています。

 

勃起のメカニズムを一言でいうと、「陰茎海綿体に血液が充満することによって勃起する」ですが、さらに詳しく説明すると以下のようになります。

 

 

Process 1. 視覚・触覚・聴覚などを通して性的興奮が脳へ伝わると、NO作動性神経(勃起に関わる神経)から一酸化窒素が放出される。

 

Process 2. 一酸化窒素が放出されると、陰茎動脈(陰茎の血管)が弛緩し、海綿体平滑筋(左右の陰茎海綿体の筋肉)も弛緩する。

 

Process 3. 陰茎海綿体の中へ一気に血液が流れ込むと同時に、陰茎からの血液流出が抑えられ勃起状態となる。

 

Process 4. 陰茎動脈の内皮細胞で合成された一酸化窒素が、陰茎動脈と海綿体平滑筋を持続的に弛緩させる。

 

Process 5. 陰茎海綿体が持続的に膨張することにより勃起状態が続く。

 

この過程において、糖尿病や動脈硬化などの器質的な問題があると十分な勃起は得られないとされています。

それ以外にも、精神的な疾患の有無など、その方が持っている疾患によっても勃起の状態は大きく変わってきます。

 

では一体、どのようなものがEDの原因とされているのでしょうか?